リアバンパーの特徴POINT
リアバンパーは車両突入防止装置とも言います。
背の高いトラックと、普通の乗用車がぶつかった場合、乗用車がトラックの下に潜り込んでしまう危険な事故が起きてしまいます。
リアバンパーは、万が一の事故に備え、その被害を最小限に抑えることができる潜り込み防止装置であります。
トラックを運転される方のニーズに合わせ、道路運送車両法に則り、走行時は定位置の高さにバンパーがあり、作業時には運転席から降りる事なく、可動(稼働)操作できるように細工しております。
よって、人や環境を大事にした製品設計を心掛けております。
POINT
01
可動式の丸型パイプ
装置型式指定E43及びその他(JABIA対応)の可動式リアバンパーを取り扱っております。
バンパーの動作を簡単にできることを可能にしており、上下式に動くバンパーの場合は、標準位置より200mm~300mmほど上下前後に動かすことができます。
バンパーを丸型パイプの形状にすることで、従来の角型バンパーの鋭利な側面での接触事故による怪我を未然に防ぐことが可能となっております。
安全性を保つと同時に、動作時に土砂等がたまりにくく作業をスムーズに進めることができるなど、操作性にも優れています。
POINT
02
国際統一基準をクリア
私たちは、事故が発生した場合にいかにして被害を抑えるかを常に考えながら製造しております。
走行時の工夫として、バンパーを後ろに伸ばしロックをかけ、乗用車が追突した際に起こる潜り込み事故を防止できます。
こういった取り組みを行う岡山熔接所の製品は、国土交通省の指定部品に認定されており、国際統一基準をクリアしております。
また、道路運送車両法の保安基準を満たしており、車検にも対応しております。
リアバンパーの種類TYPE
動きや素材、形状など、車両に合わせたリアバンパーをご用意しております。
運送業者のニーズに応えて開発し、陸運支局からも許認可済みの製品となっております。
車検等にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
仕様と条件
サイズや取り決め事項などを下記の表にまとめております。
- サイズ
- バンパー横幅 1530~2330mm
- 取り付け可能重量
- 36トンまで取付可能 (種類・組み合わせによりEマーク未対応)
- 動作
- 引き出し式(スライド)・上下式・前後格納式
- 可動方法
-
手動式(バネを利用して跳ね上げる操作)
手動式(ローラーを利用して押し込む・引き出す操作)
自動式(エアシリンダーを利用)、そして(電気モーターも利用)するパターンがあります
- 素材
- 鉄製・ステンレス製・アルミ製
※但し、令和3年9月1日以降の登録車にはステンレス製はありません
- 形状
- 角型・丸型・∩型
- 補足
-
製品によりEマーク取得
それ以外は、すべてJABIAプレートおよびJABIAリベット対応で新規登録可能です
動作タイプ
走行時
作業時
可動式リアバンパー(スライド<引き出し>タイプ)
手動式・自動式で選ぶことのできる引出しタイプで製造しております。22~25トンまでの長ダンプに取り付け可能です。
平成24年に改正された道路運送車両法の保安基準を遵守する、従来の型に安全面を強化した新しいつくりをしております。
自動式の場合はキャビン内で簡単に操作ができ、手動の場合は後ろに行きロックを解除し、バンパーを手で押し込みます。
走行時
作業時
上下式リアバンパー(脱着コンテナ車対応)
上下に可動するだけで、走行時には安全性、作業時には操作性、と必要な性能を引き出すよう製造しております。
物流や輸送の際に使用される、アームロール・フックロール・マルチリフトなどの主要架装メーカーの脱着装置付コンテナ専用車にも対応可能に仕上げており、強度や安全性を強く保証しております。勿論、小型トラックにも取り付け可能です。
自動式の場合はキャビン内で簡単に操作ができますので、使いやすさを追求しております。
スライドバンパー
道路運送車両法の保安基準に適合しているスライド可動が可能なリアバンパーです。
小型上下式
作業用の小型トラックにも搭載可能な上下式となっております。
前後自動格納式
ガラをおろす等するとき、後部へ収納することで、リアバンパーの損傷を防ぎます。
素材
鉄リアバンパー
産業機械に使われている素材の大部分は鉄と言われております。
頑丈で強く、自在に加工できる特性を駆使してお客様の要望に沿ったリアバンパーをおつくりすることができます。
ステンレスリアバンパー
ステンレスは、溶接と相性が良いので、高いクオリティで提供することができます。
また、耐食性が高いため錆に対して非常に強い素材でもあります。そのため、購入後も非常に長く使用できます。
アルミリアバンパー
アルミで製造することによって、粘りと弾力性能に優れるリアバンパーになります。
形状記憶型であり、圧力10トンにも耐えることが可能になっております。一部車種によって取り付けられない場合があります。
形状
角型
従来のスタンダートな角型パイプです。
どんな作業大型車にも、カスタマイズが可能となっており、汎用性が高いです。
シンプルだからこそ、性能面を極限まで高めることができるため、日々研究をしております。
丸型
自慢の丸型パイプです。
安全性と操作性の両方を兼ね備えており、丸型の直角部分がない特性を駆使してリアバンパーを土砂等の汚れから守り、潜り込み事故によるリスクを最小限に抑えることができます。
∩型
∩型は、主にアルミで作られているものに使用しております。
特長はなんといっても半丸型です。
国土交通省から、突入防止装置の型式取得をしている製品です。